International Sports Concussion Conference 2026 参加報告④
今回は最終日である「International Sports Concussion Conference 2026の第2日目」の様子と感じたことを。
この日のテーマとスピーカーは以下の通り。
Session 5:Children and Youth Concussion: A focus on education and treatment
Facilitator: Carolyn Emery
Speaker: Vicki Anderson & Katie Davies, Jemma Keeves, Kathryn Dane

Session 6:Early Intervention
Facilitator: Michael Makdissie:
Speaker: John Leddy, Christina L. Master – Minds Matter, Katherine Forch

Session 7:Management of Chronic Symptoms
Speaker: Josh Faulkner, Vanessa Rausa & Bianca Charles, Adam McKay & Tess Peverill

Session 8:Clinical Considerations in the Case Formulation of Medical Retirement Decisions
Speakers: Michael Makdissi & Gavin Davis; Catherine Willmott, Allen Sills, Kerry Peek, John Orchard AM, Sharron Flahive, Anik Shawdon

そして、この日に加えられた企画もありました。
脳振盪を経験した方の回復するまでの話。
一般企業で働いている人。学生さんとそのお母さん。そして、プロレベルでプレーしていた選手。
それぞれが感じた課題や、コミュニティー(社会)がもっとこうなっていればというコメントを共有してくれました。
こういう企画は本当に良いです。生の声。
実体験をしたからこその「もっとこうだったら。」「もっとこうなれば!」「もっとこうして欲しい!」を聞けました。
Lived Experience Panel Experiencing concussion:What do we need to do better?
Facilitators: Katie Davies & Vicki Anderson
そして、もう一つはケーススタディーについて、誰がどの立場でどう考えて、どんなアプローチを行うか。
経験を積んできた方たちだからこそ、深く考察して出てくる回答。
知識さえ持っていれば良いのではなく、それを現場、臨床でどのように活用し、上手くいったこと、改善すべき点など、常日頃から深く考えているんだな、と感じるディスカッションでした。
Panel – Case Presentation: Clinician contributions to managing and treating concussion
Facilitators: Katie Davies & Catherine Willmott
Speakers: Chris Levi, Karen Barlow, Nathan Luies, Tim Low, Josh Faulkner, Julia Treleaven
そして、そして最後にまとめとして「今後さらに必要なリサーチ」をテーマにしたディスカッションもありました。
Wrap Up: Future Research Needs
Speakers: Catherine Willmott, Allen Sills, Kerry Peek, John Orchard AM, Sharron Flahive, Anik Shawdon

本当に3日間で多くのことを学びました。そして、多くの方にもお会いしました。
ワークショップやカンファレンスの中で新しく知れたことはもちろんですが、自分が行っていることとのすり合わせや、世界中の方々が抱えている問題を再確認できたこと、今の日本に足りていない点や、今後参考になる取り組みなど、今はまだ頭がパンパンの状態ですが、少しずつ整理していきたいと思います。
そして、引き続き自分にできることを継続していきたいですし、前回も書きましたが、脳振盪が原因で若くしてスポーツから引退せざるを得ない選手が少なくなるように、いなくなるように、また日本の一般の方の脳振盪は余計にどうなっているのかわからないのですが、社会全体の認識が変わり、環境が変わり、体制が変わり、救われるべき人が救われる社会が実現できればなと思います。
そのためには多くの方の力が必要で、ここまでこの長文を読んでくださった方は、同じような気持ちを持っておられる方が多いかと思いますが、力を合わせて大きな変化を起こせたらなと思っています。
引き続き、宜しくお願い致します!