全日本柔道連盟男子強化合宿での脳振盪研修会

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更新日:2026年3月29日

昨年の話になりますが、日本柔道連盟からお声がけいただき、全日本男子合宿にて、「柔道における脳振盪」と題してお話させていただきました。

 

まずは、このような機会をいただきました関係者の皆さん、そして合宿で疲労もたまっている中、参加していただいた代表選手、強化指定の選手の皆さん、コーチの皆さん、ありがとうございました!

 

脳振盪とタイトルでは使いましたが、頭部外傷全体のお話をさせていただき、また日本における柔道での死亡事故や、重傷事例、海外との比較など、様々な観点からお伝えさせていただきました。

 

世界では死亡事故が起こっていない柔道。でも、日本では起きている現実もお伝えしました。

 

このような機会をいただいた時、伝える内容はいろいろ考えます。日本を指摘するように聞こえる内容もあります。

 

でも、それは日本を指摘しているのではなく、事実をお伝えした上で、より安全なスポーツ環境を構築して欲しいという思い、大儀で私は今の活動をさせていただいています。

 

だから事実は伝えます。

 

1983年から2016年までの34年間で121名の死亡者が出ていることも伝えました。柔道競技は日本の国技であり、オリンピックでも多くの方が感動する競技で、魅力的なスポーツであることも間違いありません。

 

安全面で心配があるから柔道はやりたくない、させたくないではなく、安全面でも大丈夫だからめいいっぱい柔道に取り組みたい、そんな環境になればという思いもお伝えしました。

 

今現役で柔道をしている選手も、将来的には指導者になる可能性もあります。今できることと、柔道界の将来を見据えて知っておくべきことに繋がれば、と思いながらお話させていただきました。

 

正直、合宿中なので、疲れていて寝るんじゃないかな、つまらなく感じるんじゃないかな、という思いはありました。

 

しかし、その思いとは反対に、めちゃくちゃ熱心に聞いていただきました。指導者の方を含め、最後の質疑応答もたくさんしていただきました。

 

講習会後も個別で質問に来てくれた選手も何名かいました。国技である柔道が、日本で魅力のある競技であり続けるために、今回の安全面での知識が少しでも役立つきっかけになればと思います。

 

このような機会を作っていただいた全日本柔道男子トレーニング担当、柔道専門トレーニングコーチの小野祐希さんには感謝いたします。

 

本当にありがとうございました!