保護者のための頭のケガの知識⑤「何を基準に救急車?病院へ搬送?」
知っておきたい!保護者のための頭のケガの知識 ⑤ 何を基準に救急車?病院へ搬送?
今回のシリーズは、保護者の方を対象に発信しています。
子どものスポーツ現場でケガが起こった際に、専門知識がなくどう対応すればいいかわからない、あるいは病院での説明が難しすぎて理解しづらいと感じたことはありませんか?
そんな状況を少しでも改善するため、この投稿が役立てば嬉しいです。
さらに、お子さんのスポーツ環境をより安全に整えるきっかけとなれば幸いです。
【よく受ける相談・悩み】
「何を基準に救急車を呼べば良いですか?」
「どうだったらすぐに病院に連れていくべきですか?」
緊急性がわからないために、迷われる方も多いようです。
【救急車を呼ぶポイント】
起こったケガが、重症な頭のケガである可能性がある場合です。
【どうやって判断するのか?】
それは、レッドフラッグと呼ばれる危険な症状の有無が重要なポイントとなってきます。
【危険な症状:レッドフラッグ】
● 首が痛い、または首を押さえると痛い
● ものが二重に(ダブって)見える
● 手足の脱力
● ジンジン感 /ヒリヒリ感
● 頭痛が強いまたはひどくなる
● 引きつけやてんかん
● 意識消失
● 意識状態が低下しつつある
● 嘔吐
● ますます不穏、 興奮気味
● けんか腰になる(性格が変わる)
以上の様子がみられた場合、頭のケガが重症の可能性があるため、救急車を呼ぶか、すぐに病院へ連れていくかしなければいけません。
判断が難しいと思った場合、迷った場合は躊躇せず病院を受診してください。後から「やっぱり病院に行けば良かった」と後悔しないためにも不安であれば受診してください。
【まとめ】
子どもが頭をケガした場合、救急車を呼ぶべきか、病院に連れていくべきか、危険な症状の有無を基準に判断しましょう!
頭のケガは誰にとっても怖いものです。
正しい知識が安心につながります。できることから一つずつ、安全な環境を作りましょう!
いつも投稿を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今後とも、宜しくお願い致します。