フリースタイル エアリアル対象 脳振盪講習会 2026/10/14

Category:セミナー・講習会・講演開催報告
更新日:2026年10月17日

 

先日は、全日本スキー・スノーボード連盟、フリースタイルエアリアルチームを対象に、脳振盪講習会を開催してきました!

スキー連盟のチームとしては、フリースキー(HPBBSS)に引き続き、2チーム目です。

 

また、同時に各選手に対して、SCATおよび前庭機能・眼球運動機能のベースラインテストも実施しました。

ベースラインテストとは?

 

と思った方。

 

少し説明させていただくと、脳振盪は受傷後にチェック、評価を実施しますが、そもそも受傷前の状態を把握しておかないと、みられた症状自体が頭部への衝撃によって出てきたものなのか、それとも元々あったものなのかの判断がつかないため、あらかじめ前もって、脳振盪になっていない状態でテストを行い、その時のスコアを記録しておくことです。

 

こうすることによって、例えば遠征先で、大会で、脳振盪の疑いが出た時に同じテストを実施し、スコアを比較することで「もしかしたら異常かもしれない」「スコアに違いが出ているので頭部への衝撃の影響が出ている可能性が高い」などの判断をくだしやすくなります。

 

今回は、参加している強化指定選手全員に実施しました。

 

過去の頭部外傷についても聞き取りをし、病院受診の有無、どのような対処をしたか、復帰の仕方をしてきたかも確認します。

 

このような基礎情報をしっかり整理しておくことは、脳振盪の既往歴だけでなく、非常に大切なことです。

 

そして、実施にSCATによる認知機能のテストと平衡機能のテスト。続いて、前庭機能・眼球運動機能のテストを実施し、各選手の現在の状況を把握しました。

 

全員のベースラインテストを終了後、次はスタッフも含めて「脳振盪・頭部外傷講習会」。

 

選手の皆さんには、ノートと筆記用具を持参で、メモる気満々で来ていただきました!

 

選手がその姿勢を見せてくれるだけでとても嬉しく思います。

 

講習会は1時間を予定していましたが、選手からの質問やあるテーマ・議題についてのディスカッションがあり、長くなりましたが有意義な時間を共有できたと感じました。

「脳振盪を正しく怖がることが大事」

 

知識を得たからこそ、その怖さを感じるけれども、だからこそ、それに対する対策や予防策、そして起こった時の対応などの準備ができる。

 

講習会の目的は、選手を怖がらせることではありません。

 

自分に起こる可能性のあることを事前に知識として頭に入れておき、起こった時にどうすべきかを冷静に考えてもらいたいというのが目的です。

やはり知らなければ、冷静な判断をくだせない。

 

その判断をくだす上で、選手自身の意向も含まれるのであれば、やはり選手自信も知識を得る必要があります。

 

今回のエアリアルチームは、若いながらに、それぞれの選手が自分事として考えて、質問、ディスカッションができました。

このような機会が、競技の現場で、安全面の環境にとって良い影響になることを願っています。

 

そして、いつも思いますが、関わると情が湧くため、全選手に「頑張って欲しい!」という気持ちが生まれます。

 

今後は、エアリアルチームも応援していきたいと思います。

 

改めまして、今回はお声がけいただき、ありがとうございました!