そっか、では済まされないな

更新日:2026年4月4日

 

そっか、
では済まされなかった

 

現状はまだまだ変わってないな

 

先日、ある学生さんに連絡をした

 

自身がアメリカンフットボールで脳振盪になったため、私の脳振盪の実技のセミナーに参加してくれた学生さん。

 

当時2年生で卒業の時期だと思い、2年ぶりに連絡してみました。

 

その後はどうだった?と。

 

すぐに返信をくれました。

 

「今は完治しました。でも競技復帰はできませんでした」

 

セミナー受講後もリハビリを続け、そこでアドバイスできる点は私もしましたが、その後大きく改善することはなかったようです。

 

また改善しなかったため、チームドクター以外にさらに専門医の先生に診てもらったようですが、「将来的に回復して競技復帰できる可能性はあるが、時間はかかるかもしれない」そう言われたそうです。

 

その時点ですでに受傷してリハビリを開始してから1年が経過しており、いつ治るのかは不透明、再受傷のリスクもあることを考慮した結果、

 

競技復帰は目指さず引退を選択したようです。

 

競技復帰を目指さない代わりに分析スタッフとしてチームに貢献することを彼は選びました。

 

競技をやめて頭部の衝撃が無くなったためか、その後4~5カ月で症状がなくなったそうです。

 

ただ、回復した明確な要因は本人も不明と言っていました。

 

ボーっとする、霧の中にいるような感じそのような症状は今はないようです。

 

でも、一年以上もあったんやね

 

返信をみて

 

そっか、

 

では済まされませんでした。

 

過去には同じように復帰できなかった選手をみたこともあるけど、しっかり復帰できた選手も多くみてきました。

 

他のケガから復帰するのと同じで、脳振盪から復帰した選手も、選手自身だけでなく周りのチームメイトやご家族、指導者の方も含め、みんなが良かったと喜ぶ姿をみる場面に携わったこともあったから。

 

自分が好きなスポーツから「引退」しなければならないと決断した時の気持ちはどうやったんやろう。

 

症状がずっと残っている苦しさや、プレーできないもどかしさ
努力だけではどうにもならない状況

 

いろいろ考えが巡り、すぐに返信できませんでした

 

脳振盪直後から適切な対処やリハビリが行われていたら、引退を選ばなくても良かったのかな
ふと、そんなことを思い
※決して彼のチームの対応が悪かったということを言いたいわけではありません

 

改めて頑張ろうと思いました

 

たまたま連絡を取って知ったけど、世の中には彼のように復帰できずに引退した選手はまだまだたくさんいると思います

 

「もったいない」という言葉が合ってるかはわからないけど、全国どこででも普通に脳振盪に対応してもらえる社会になったら、好きなスポーツを続けられる人がもっと増えるかもしれない

 

もし自分が彼の立場だったら

自分の友人が彼の立場だったら
もし家族が脳振盪の影響で苦しんでいたら

 

やっぱり誰かに助けて欲しいし、助けられる人が多くいて欲しい

 

そんな未来になって欲しいな

 

よし、また頑張ろ