保護者のための頭のケガの知識 ⑧ 「頭のケガの後に行うべき記憶の確認」
知っておきたい!保護者のための頭のケガの知識 ⑧ 頭のケガの後に行うべき記憶の確認
今回のシリーズは、保護者の方を対象に発信しています。
子どものスポーツ現場でケガが起こった際に、専門知識がなくどう対応すればいいかわからない、あるいは病院での説明が難しすぎて理解しづらいと感じたことはありませんか?
そんな状況を少しでも改善するため、この投稿が役立てば嬉しいです。
さらに、お子さんのスポーツ環境をより安全に整えるきっかけとなれば幸いです。
前回、説明しましたが、頭を打った直後に症状が出るとは限りません。
遅れて症状が出てくることがあります。
では、その他に何を確認できるか。
それは「記憶」です。
症状が出ていなからと言って、何も異常がない保証はまだこの時点ではありません。
そこで、頭を打った前後での変化をチェックします。
当然覚えているような項目を聞いて記憶を確認します。
【場所の確認】
・ここ、どこかわかる?
・今どこに向かっていたか覚えてる?
・さっきまで、どこにいたか覚えてる?
覚えているであろう場所の質問をします。
【時間の確認】
・今何時頃かわかる?
・練習開始時間わかる?
・試合、何時に開始したか覚えてる?
【人の確認】
・監督の名前覚えてる?
・先生の名前覚えてる?
・お父さん/お母さんの下の名前、覚えてる?
覚えているはずの人に関する質問をします。
また、試合中であれば、
・今、前半か後半どっち?
・相手チーム、覚えてる?
・試合会場(グラウンド)はどこか覚えてる?
など、直接試合に関する質問でも可能です。
【注意点】
頭を打った後に、何も症状がみられなくても簡単な記憶の確認をし、本当に影響がないかどうかを確認しましょう。
【まとめ】
子どもの未来を守るために
症状の有無だけで脳振盪かどうか、判断しない記憶も確認し、衝撃の影響が出ていないかどうかを確認しましょう!
頭のケガは誰にとっても怖いものです。
正しい知識が安心につながります。できることから一つずつ、安全な環境を作りましょう!
いつも投稿を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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