「脳しんとう」の漢字の正解は!?

更新日:2025年8月13日

 

よく聞かれる質問であり、どちらの漢字もよく見ます。
さて、どちらが正解だと思いますか?

 

実は、、、

 

「脳震盪」も「脳振盪」もどちらも正解です!

 

ですので、どちらかが間違いということもありません。

 

ですが、最近はよく「脳振盪」の方がよく目にします。例えば、

 

・脳神経外科学会
・脳神経外傷学会
・臨床スポーツ医学会
・アスレティックトレーニング学会
・日本サッカー協会
・日本ラグビーフットボール協会

 

などでは「脳振盪」が使われています。

 

最近「脳振盪」が使用されてきている理由としては、その受傷機転が挙げられます。

 

「脳震盪」は地震の「震」を使用しており、自ら震える、という自動的な意味合いが強いと言われていますが、一方、「脳振盪」は「振られる」といった他動的な意味合いで使用され、脳が振られる、頭が振られるなど、受傷機転を示す表現になっているため、こちらの漢字の方が使用される頻度が高まってきています。

 

しかし、「のうしんとう」とネットで調べると、まず「脳震盪」が出てきますし、検索件数もこちらの方が多く見つかります。

 

その理由としては、昔は「脳震盪」という漢字のみが使われていたからです。

 

「脳震盪」が間違いでもありませんし、よく出てくるので、こちらを使っている方も多いのが現状ですが、今後は「脳振盪」の方が多くなってくるのでは、というのが私が感じるところです。

 

私自身も「脳振盪」で統一させてもらっていますし、セミナーや講演の際は、このような説明をして時代の流れ、変化をお伝えさせてもらうことも時にはあります。

 

今回は、豆知識的な情報をお伝えさせていただきました。

 

先ほども述べたようにどちらも正解ですが、現在は二通りの表記方法があることを頭に入れ使っていただければと思います。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

引き続き、現場のためになる、現場で活用できる情報も発信していきます。

 

今後とも、宜しくお願い致します。

 

#中本真也

#concussion

#スポーツ関連脳振盪

#頭部外傷

#外傷性脳損傷

#脳振盪

#脳震盪

#nakamotoshinya

#remedyconditioning